2016年5月19日木曜日

病名が欲しい気持ち

病名があったら安心する


「疲れやすさ」に、病名はない。
「お腹の壊しやすさ」にも病名はない。
「眠気」にも「肌荒れ」にも。


「慢性疲労症候群」「IBS」などの、
つけただけ、みたいな病名は、
多分ほとんど意味がない。

「その他、たくさんの要因による不調」
「その他、気持ちの問題」

そんな名前の方が
よほど素直でよろしい。


だけどそんな、
「あるだけで希望が見えるわけでもない」病名
でも、

やっぱり病名がついたら嬉しい。
きっとそんな人はたくさんいる。


それは、
「やっとしんどいことを本当に分かってもらえる気がする」から。
説明できることが、それほど嬉しいから。



私も、ここ数か月ずっとそう思っていました。

SNSで、
「こういう病名でした」と報告し、
暗に
「自分の努力不足ではない」と、
言いたかった。


そのために、検査に躍起になったりして。

けれどふと、
一体、私は何とたたかっているんだろう、と思った。
原因究明、だけじゃない。


「仕事もせずフラフラした甘いやつ」
「意思の弱いだめ人間」

そう思われているのを払拭したいから?
そう思われるのが、怖いから?



だけどよく考えたら、

そう思う人たちのために頑張ったら、
その人たちは私に何をしてくれるんだろう。

そう気づいたら、アホらしくなった。


SNSに乗せて、
みんなの承認を得る必要なんてない。

誰に許される話でもない。



キャラクター、烙印、ジャッジメント。

人が思うことは勝手なんだけど、
その期待に過剰に敏感で、

時に境界が薄く
簡単に領域を侵害されてしまうところがある。


少しずつ、直していきたい。

Julii


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